水道機器製造メーカー
営業部門と生産管理部門を連携するシステムを開発し、営業・製造・物流間の情報連携を推進、納期管理やクレーム処理が効率化した。
課題の背景
水道機器の製造を行い販売されている企業。営業現場では製造状況や物流の状況が分からず、納期回答などで苦労していました。営業の意図が他の部門に伝わっていないこともあり、営業はお客様からのクレーム対応に追われていました。情報連携のためのシステムは既に導入されていましたが、システムが要求する入力項目が多く、十分に活用できていませんでした。
課題に対する施策
このプロジェクトにおける最大のテーマは、正確な情報をよりタイムリーに関連部署に伝えることでした。
すでに情報連携のシステムは存在していましたが、それぞれの現場においては、日々の業務が多忙であり、コンピューターに向き合う時間が取れず、まとめて入力をしている部署が多く存在していました。そのため他の部署で重要な情報を得るのが遅くなり、問題をひきおこしていました。
これに対し、ネクストウェアでは、営業、製造、物流がお互いに必要とする情報を精査し、本当に入力が必要な情報を絞り込みました。またシステム内から補完できる情報は、再入力させずに自動入力できるようにするなど、利用者の運用状況に寄り添ったシステム設計を行いました。
その後の変化
日々の入力作業が大幅に簡素化されたため、無理なくデータ入力ができるようになり、情報のタイムリー性が確保できるようになりました。
営業が受注してから生産管理、製造現場、物流部門まで、情報の風通しが良くなり、様々な部門でのチェックポイントが増えることで、納期遅れを少なくすることができました。
また、情報が集まり、閲覧ツールを提供することで、現場の見える化を実現し、トラブルの抑制や効率化、改善を図ることが可能となりました。