大手化学メーカー
RPAシナリオの作成、教育、保守、運用を支援し、年間10,000時間以上の作業時間削減に成功しました。
課題の背景
大手化学メーカー様では、計測値や分析結果などの数値データを扱うことが多く、その集約作業や更新作業も定期的に発生しておりました。時期によっては、膨大なデータ処理に数ヶ月を要することもありました。
限られた経営資源を定型的データ集約等の業務から高付加価値業務への転換が業務命題であり、それを実現するためRPAの導入を決定しました。
課題に対する施策
業務の自動化を目的として、RPAツールの導入を決定しました。中でも国内シェアNo.1という信頼性、PC上のあらゆるソフトウェアを操作可能という実用性の高さから、「WinActor」が選定されました。
導入初期は希望部署のみからRPA化が望まれる業務を募り(特定部門の自動化対象業務の把握)、実際にRPAロボットの作成・保守・運用を行いました。(成功事例の作成)
その成功事例を社内展開しながら、対象部署の範囲を拡大していきました。(成功事例の横展開)
同時に、発注や起票など汎用性の高い作業を行うRPAロボットを作成することで、部署にとらわれずRPAユーザーの範囲を拡大していきました。
その後の変化
RPAの導入により、まず対象業務における人手での作業割合を平均80~100%削減することに成功しました。加えて、作業ペースが一定かつ高速なRPAロボットは、人手での処理より作業時間を短縮することができます。
結果として、全社的な削減作業時間は、年間約10,000時間以上となりました。
また、これまで着手できていなかった範囲の作業をRPA化によって実現するなど、業務自体の幅を拡大することができました。
業務改善の面では、RPA化に際して、業務フロー自体の効率化・アナログデータからデジタルデータへの移行といった効果も得られました。
ネクストウェアの特徴は、RPAのライセンス販売にとどまらず、ユーザーがRPAのメリットを享受できるように役務提供ができる点にあります。
同時にRPAツールに依存しない役務提供ができる点であり、複数のRPAツールを使った業務の自動化を行なった経験を活かして、顧客業務のヒアリングや自動化業務の選定に優位点を有しています。